8.大水教会(おおみずきょうかい)

2025年05月18日

 五島列島、中通島の曽根郷に建つこの「大水教会」は、

豊かな自然に包まれたモダンな教会で、教会の保護者は「聖ミカエル」。

旧聖堂は大正5年(1916年)に祝別されたが、老朽化のため解体され、

現在の新聖堂は昭和60年(1985年)に祝別された。

教会内部に施されたステンドグラスや彫刻はみごとである。

 明治初期の大水教会は、信仰を守り伝えていく組織も

伝道師としての資格を持つ者もいないキリシタン集落であった。

そのため迫害を受けずに済んだのだが、集落の信仰復帰は

他の地域に比べ遅れることとなる。

しかし、近隣の伝導師達の指導もあり、その後カトリック復帰となった。

◎住所:長崎県南松浦郡新上五島町曽根郷 411