五島列島、中通島の曽根郷に建つこの「大水教会」は、
豊かな自然に包まれたモダンな教会で、教会の保護者は「聖ミカエル」。
旧聖堂は大正5年(1916年)に祝別されたが、老朽化のため解体され、
現在の新聖堂は昭和60年(1985年)に祝別された。
教会内部に施されたステンドグラスや彫刻はみごとである。
明治初期の大水教会は、信仰を守り伝えていく組織も
伝道師としての資格を持つ者もいないキリシタン集落であった。
そのため迫害を受けずに済んだのだが、集落の信仰復帰は
他の地域に比べ遅れることとなる。
しかし、近隣の伝導師達の指導もあり、その後カトリック復帰となった。
◎住所:長崎県南松浦郡新上五島町曽根郷 411