五島列島、中通島の曽根郷に建つこの「江袋教会」は、
明治15年(1882年)パ外国リ宣教師会ブレル神父指揮のもと建設された。
教会の保護者は「イエスのみ心」で、木造の素朴なつくりの単層屋根で
内部もシンプルな寄棟造りである。
基本的には日本の伝統技術で設計され、尖塔アーチの窓や
鎧戸などを備えることによって洋風の感じに仕上がっている。
木造の教会堂では国内最古とされていたが、2007年(平成19年)2月、
火災により焼損したので、 柱や梁などの残存部を生かしての
修復工事が行われ、2010年(平成22年)5月に献堂式が行われた。
◎住所:長崎県南松浦郡新上五島町曽根郷195-2