中通り島、若松島、日島(新上五島町)

     中通島、若松島、日島

 東西南北に伸びた十字架のような形をした島が、この中通島である。

新上五島町は、大きく分けて中通島と若松島とに区分される。

若松島には、「石塔群」で有名な日島も含まれる。

 中通島も、その地形から農業よりも漁業の方が盛んである。

島の北東部に位置する有川湾では、その昔、捕鯨で隆盛を極めた

というほど鯨が九州本土とこの五島列島の間を南下していたようだ。

特に有川は、有川湾に迷い込んだ鯨を獲る漁が盛んだったようで、

その歴史などを見る資料館などもあり、詳しく紹介されている。

 捕鯨とともに有名なのが、「飛魚(あご)」である。

島のマスコットに「あミーご」と「みことちゃん」がいるが

「あミーご」が被っている帽子が「アゴ(飛魚)」である。

 キリシタン関連遺産は、ここ新上五島にも存在するが

構成資産のシンボルとも言える教会が五島列島で一番多いのも

ここ新上五島町である。

 中通島には、定期航路便の発着する港は、多いが

特にフェリーや高速艇は、有川エリアの有川港、上五島エリアの

青方港、奈良尾エリアの奈良尾港とあるので効率よく利用したい。

      参考文献:離島を楽しむ 五島列島 後藤暢子著